出典元:https://lefrockonline.com/blackbird-the-beatles-lyrics/
こんにちは、Sayakaradioです。
第103回目の今回は、The Beatlesの “Blackbird” をご紹介します。
まだ聴いたことがない方は、下記のYouTubeリンクから再生しながら読み進めてみてください↓
出典:https://www.grunge.com/img/gallery/the-hidden-meaning-of-the-beatles-blackbird/intro-1597684566.webp
“Blackbird”はイギリスのロックバンド The Beatles の楽曲です。
1968年のアルバム“The Beatles”(the White Album)に収録されています。
レノン=マッカートニーの名でクレジットされていますが、ポール・マッカートニーさんによって書かれた楽曲で、演奏もポールさんです。
ポールさんの自宅でアコースティックギターと歌声のみでレコーディングされ、足でリズムをとる音が、楽曲にそのまま収録されています。
この曲は1960年代にアメリカで激化していた公民権運動にインスピレーションを受けて作られた楽曲です。
ポールさんは黒人女性が人種差別に苦しむ姿を目の当たりにして、彼女たちを励ますためにこの曲を書いたと言われています。
公民権運動に携わる人々が聴いて勇気づけられるような楽曲をつくりたかったのだそうです。
blackbirdは日本語で、クロウタドリ。
日本ではあまり見かけうことがなく知名度の低い鳥さんですが、美しい声色でイギリスをはじめヨーロッパ各地では春の訪れを感じさせる人気の鳥です。
(スウェーデンでは国鳥になっています)
出典:https://cdn.download.ams.birds.cornell.edu/api/v2/asset/44584641/1200
ポールさんはこの楽曲の中で、黒人女性をクロウタドリに例えました。
真夜中に歌うクロウタドリ=不遇な時代にも美しくあり続ける黒人女性。
「不遇な時代を耐える君たちよ、自由を掴め今がその時だ。こんな真っ暗な世界にも一筋の光を見つけて、そっちへ向かって飛んでいけ。」
という激励のメッセージが込められています。
現在、様々なアーティストからカバーされていますが、多くの場合に何か感動的なシーンでパフォーマンスされることが多く、追悼の式典などでも歌われています。
何かからの解放を表現する楽曲として、人々の心に深く響き続けています。
※以下はSayakaRadioの解釈による翻訳です。
厳密に正確な訳ではないことをご理解の上でご覧いただくようお願いいたします。
翻訳機で見かける不自然な文にならないよう、意訳も織り込んでいます。
(なるべく脚色しないよう心がけます)
[Verse 1]
Blackbird singing in the dead of night
Take these broken wings and learn to fly
All your life, you were only waiting
For this moment to arise
真夜中に歌うクロウタドリ
折れた翼で飛ぶことを学びながら
今までずっと、待ち続けてきた
この瞬間がくることを
[Verse 2]
Blackbird singing in the dead of night
Take these sunken eyes and learn to see
All your life, you were only waiting
For this moment to be free
真夜中に歌うクロウタドリ
落ち窪んだ目でもモノの見抜き方を学びながら
生まれてからずっと、待ち続けてきた
この瞬間、自由になれることを
[Chorus]
Blackbird fly, blackbird fly
Into the light of a dark, black night
Blackbird fly, blackbird fly
Into the light of a dark, black night
飛べクロウタドリよ、飛んでいけ
暗黒の夜の中でも、光へ向かって
飛べクロウタドリよ、飛んでいけ
暗黒の夜の光へ向かって
[Verse 3]
Blackbird singing in the dead of night
Take these broken wings and learn to fly
All your life, you were only waiting
For this moment to arise
真夜中に歌うクロウタドリ
折れた翼で飛ぶことを学びながら
今までずっと、待ち続けてきた
この瞬間がくることを
[Outro]
You were only waiting
For this moment to arise
You were only waiting
For this moment to arise
きみたちは待ち続けてきた
この瞬間を
生まれてからずっと、待ち続けてきた
この瞬間を
肌の色と性別で不遇な時代に不当な扱いを受けてきた黒人女性の歴史。
差別とは無縁の生活送る私には、彼女たちの人生や気持ちが想像つかないし気安くコメントすることができません。
美しい鳥に例えて「自由になれ飛んでいけ」と激励されることが、彼女たちにとって嬉しかったかどうかも分かりません。
その点では何も言えないけど、でも個人的には、この曲を聴くと妙にリラックスした気持ちになれてすごく好きな曲です。
落ち込んでる時に聴くプレイリストにこの曲を入れていて、聴くと「自分にはまだまだ可能性があるんだよな」と前向きになれるので好きです。