こんにちは。なんだか肌寒いな〜、もう夏の終わりだな〜、クリスマスだな〜
と、まだ9月なのに極端な思考になっているSayakaRadioです。
窓を開けたまま毛布に包まりホットドリンクを飲んでいます。
ん〜うまい、沁みわたる٩( ᐛ )و (やっぱ暑くなってきた汗)
さてすっかりクリスマス気分なので、今回は
“Band Aid” が歌う “Do They Know It’s Christmas” をご紹介します。
まだ聴いたことがない方は、下記のYouTubeリンクから再生しながら読み進めてみてください↓
【★プチ解説★】調べてみた!”Do They Know It’s Christmas”
1984年12月3日にイギリスでリリースされ、UKシングルチャートで5週連続1位の大ヒットソングです。
最初の週に100万枚を売り上げ、イギリスのチャート史上最速で売れたシングルになりました。
(のち1997年にエルトン・ジョンの”Candle in the Wind 1997″に記録を塗り替えられます)。
なぜ作られた?スーパーグループ “Band Aid”
1983年から1985年にかけてエチオピアで飢饉(食物が欠乏して人々が飢え苦しむこと)が起こりました。
エチオピアの人々を救う資金集めのために、ボブ・ゲルドフとミッジ・ユアは急ピッチで”Do They Know It’s Christmas”を制作します。
ボブ・ゲルドフとミッジ・ユア
彼らは11月に入ってから曲を作ることを決め、急いで曲を書き上げ、イギリスとアイルランドの豪華人気歌手らをこれでもかと招集。
こうしてスーパーグループ”Band Aid”が結成されます。
そして11月末にはロンドンのノッティング ヒルスタジオで 1日でレコーディングします。
11月の間に楽曲制作からレコーディングまで!超絶スピーディ!
なのにこのハイクオリティは驚きです。

超絶人気歌手が勢揃いの”Band Aid”
Live Aidでの披露
アフリカの飢饉を救うため、特大チャリティーイベント”Live Aid”が1985年に開かれました。
ここで最後に、大集合して歌われているのが”Do They Know It’s Christmas”です。
このチャリティイベントを主催したのは、”Do They Know It’s Christmas”の作成者ボブ・ゲルドフです。
彼は大変な功績を収めました。心の拍手が止まりません。
“Live Aid”版の動画↓↓
【★和訳★】”Do They Know It’s Christmas”
※以下はSayakaRadioの解釈による翻訳です。
厳密に正確な訳ではないことをご理解の上でご覧いただくようお願いいたします。
翻訳機で見かける不自然な文にならないよう、意訳も織り込んでいます。
(なるべく脚色しないよう心がけます)
[Paul Young]
It’s Christmas time
There’s no need to be afraid
At Christmas time
We let in light and we banish shade
クリスマスだよ
怖がる必要はないさ
クリスマスは
みんなで光を取り込んで闇を追い払おう
[Boy George]
And in our world of plenty
We can spread a smile of joy
Throw your arms around the world
At Christmas time
僕たちは豊かなこの世界で
喜びの笑顔を広げていける
世界に向かってハグしようよ
クリスマスなんだから
[George Michael]
But say a prayer
Pray for the other ones
At Christmas time it’s hard
But when you’re having fun
お祈りするとき
他の誰かのことも祈ってあげよう
それって難しいことだよね
でも君が暖かい家で夢中でクリスマスを楽しんでいるとき
[Simon LeBon (Duran Duran)]
There’s a world outside your window
And it’s a world of dread and fear
窓の外では別世界が広がっているんだよ
そこは恐怖や不安が渦巻く世界で
[Sting]
Where the only water flowing
Is the bitter sting of tears
そこで流れてる唯一の水は
ヒリヒリと痛い苦しみの涙だけ
[Bono & Sting]
And the Christmas bells that ring there
Are the clanging chimes of doom
そこでクリスマスに鳴り響くのは
低く轟く破滅の音
[Bono]
Well tonight thank God it’s them
Instead of you
さあ 今夜は神さまに感謝しよう
自分がそこに居なくて済んでいることに
※この文章の言い方はどうなの?と賛否両論あったが、作詞者は世界の現実を知らせるためにあえてこういう書き方をした
[Boy George & Others]
And there won’t be snow in Africa this Christmas time
The greatest gift they’ll get this year is life (Oooh)
Where nothing ever grows, no rain or rivers flow
Do they know it’s Christmas time at all?
せっかくのクリスマスに アフリカでは雪が降らない
”今日も死ななかった” これが彼らにとって最高のプレゼント
雨が降らず川は流れず何も育ちっこない そんな場所で彼らは
クリスマスが来るってこと ちゃんと気づけるのかな
[Marilyn & Glenn Gregory]
Here’s to you
キミに乾杯
[Paul Young]
Raise a glass for everyone
グラスを上げよう
[Marilyn & Glenn Gregory]
Here’s to them
彼らに乾杯
[Paul Young, Marilyn & Glenn Gregory]
Underneath that burning sun
Do they know it’s Christmas time at all?
灼熱の太陽の下で彼ら
クリスマスが来るってこと ちゃんと気づけるのかな
[Chorus: All]
Feed the world
Feed the world
Feed the world
Let them know it’s Christmas time again
物資を届けよう
手を差し伸べよう
世界へ希望をプレゼントしよう
クリスマスが来るって 彼らに知らせてあげようよ
Songwriters
Bob GeldofMidge Ure
【★まとめ★】SayakaRadioのひと言
キャッチーで耳に残りやすく、リードボーカルたちの歌唱力も確かなもの。クリスマスになると何となく聞くポップで素敵なこの曲ですが、実は歌詞がとてもダイレクトですね。
特に「外には大変な世界がある、僕たちそこに居なくて良かったよね、自分じゃなかったことに感謝しよう」という意味あいの歌詞。
この部分はやはり当時も物議を醸したようです。
あえてストレートで過激な書き方をすることで聞く側の目を覚まさせる意図があるとして、変更せずに進められたそうですよ。
We are the worldのイギリスバージョンみたいな位置付けのこの曲。
いかがでしたか?
次のクリスマスシーズンは、この曲を聴きながら他のひとに祈りを捧げてみたいと思います。