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【★和訳★】”Fast Car” -Luke Combs-/誰か別の人間になれるような気がしたんだ〜

こんにちは。SayakaRadioです。
今日はカバンの中で水筒の蓋が開いてしまいカバンの中が、びちょびちょになりました。
ですが水だったのでセーフということにしておきます。

さて本日は、Luke Combs(ルークコムズ)さん の “Fast Car” をご紹介します。
これは、かの有名なトレイシー・チャップマンさんの”Fast car”のカバーです。

まだ聞いたことがない方は、下のYoutubeリンクから聞きながら読んでみてください↓

 

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【★プチ解説★】どんな曲?”Fast Car”

これはカバー曲。本家を歌うのは Tracy Chapman(トレイシー・チャップマン)

今回ご紹介するのはLuke Combs(ルークコムズ)さんが歌う”Fast Car”ですが、この曲はカバー曲です。
元はアフリカ系アメリカ人女性のTracy Chapman(トレイシー・チャップマン)さんが歌っています。

1988年のデビューアルバム”Tracy Chapman(トレイシー・チャップマン)”。
”Fast Car”はこのアルバムに収録され、リード シングルとして1988年4月6日リリースされました。

この曲はグラミー賞
年間最優秀レコード賞、年間最優秀楽曲賞、最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞
の3部門にノミネートされ、最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞
アルバムも、グラミー賞で年間最優秀アルバム賞など6つにノミネートされ、上記の最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞と合わせて計3つを受賞。

この曲の歌詞は
貧困から逃れたくても逃れられない女性が直面する厳しい現実
を描いています。

”Fast Car” は時代を超越し、世代を超えた名曲であり、
リリースから30年以上経過してもなお多くの人々から聞き続けられ、カバーされています。

そしてLuke Combs(ルークコムズ)さんという、お世辞にも有名とは言えないアメリカのカントリー歌手がこの曲をカバーし、それが本国で大ヒットしているのです。

 

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どんな人?Luke Combs(ルークコムズ)さん

1990年生まれのルークさん。
子供の頃から音楽に親しみ、合唱のクラスや学校のミュージカルに複数出演し、教会の聖歌隊にも参加。一度カーネギーホールで歌ったこともあるそう。

その後は大学に通いながらバーで用心棒として働き、いつしかバーのステージで歌うようになります。
そして大学卒業を目前に、音楽のキャリアを追求するため大学を中退。
ナッシュビルに拠点を移します。

2014 年 2 月に最初の EP『The Way She Rides』をリリースし、本格的な音楽キャリアをスタートさせます。
知名度は高くなかったのですが、今までにグラミー賞に3 回ノミネートされている実力派のシンガーです。

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彼が歌う”Fast Car”は、2023年3月24日リリースの4枚目アルバム”Gettin’ Old” に収録されています。
彼の”Fast Car”のカバーはアルバムリリースから2か月も経たないうちにSpotifyで6500万回以上と驚異的なスピードでトリーミングされて瞬く間に人気となりました。

ルークさんは小さい頃、お父さんのトラックでこの曲を聴きながらたくさんの時間を過ごしてきたそうで、この曲への思い入れが強く、大学時代に”Fast Car”のカバーを頻繁に披露しています。

そしてコロナによるロックダウン中に、”Fast Car”のビデオを作成。
それを見たファンがルークさんに”Fast Car”を正式にリリースするように望みました。

「自分の歌うバージョンを聞いて初めてこの曲を知る人もいるだろう。そして私と同じようにこの曲の虜になる人がたくさんいるだろう。それがこの曲をレコーディングするにあたっての希望だった」

と語っているそう。

忘れ去られるべきではない名曲でありながら、若い者の耳に入る機会はなかなか無かった”Fast Car”。
ルークさんのオリジナルに忠実で丁寧なカバーが、新しい世代にこの曲の良さを伝えています。

【★和訳★】”Fast Car” -Luke Combs-

※下記の訳は私Sayakaが訳したものです。
翻訳機で見かける不自然な文章にならないように意訳も織り込んでいます。
(なるべく脚色しないよう心がけます)
公式、正確、厳密なものではないため「こういう意味合いなんだなあ」と思う程度で参考にしていただければ嬉しいです。

 

[Verse 1]
You got a fast car
And I want a ticket to anywhere
Maybe we make a deal
Maybe together we can get somewhere
Any place is better
Startin’ from zero, got nothin’ to lose
Maybe we’ll make something
Me, myself, I got nothin’ to prove

あなたはスピードが出る車を持ってる
わたしはどこでも行けるチケットを求めてる
取引しましょうよ
きっと一緒ならどこへだって行けるから
どんな場所だってここよりはまし
失うものなんてないし、ゼロから始めていくの
きっと新しい場所でなら 私たち何かを作りだせる
自分である証なんて 今まで何も持ってなかったけど

 

[Verse 2]
You got a fast car
And I got a plan to get us out of here
I’ve been workin’ at the convenience store
Managed to save just a little bit of money
Won’t have to drive too far
Just across thе border and into the city
And you and I can both get jobs
Finally see what it mеans to be livin’

あなたには飛ばせる車がある
わたしには二人でここから逃げ出すプランがある
私コンビニで働いて
少しだけ資金を工面したの
遠くまでドライブする必要はない
国境を越えた先の街に行こう
私たち二人とも仕事を見つけられるはず
生きるってことが何なのか、ようやく分かってきたわ

 

[Verse 3]
See, my old man’s got a problem
He live in the bottle, that’s the way it is
He said his body’s too old for working
His body’s too young to look like his
So Mama went off and left him
She wanted more from life than he could give
I said, somebody’s got to take care of him
So I quit school and that’s what I did

見てよわたしの老いた父 見るからに問題を抱えてるでしょ
この人はビール瓶に住んでる ほんとそんな感じ
働くには年をとりすぎてるって自分で言ってた
でもそう言うわりには元気な体をしてるよね
だからママはこの人を置いて去っていった
ママはこの人から与えられる人生より より良いものを求めてたの
私は言った「この人の世話を誰かがしなきゃいけない」って
それでその通りにしたの、学校を辞めて働いた

 

[Pre-Chorus]
You got a fast car
Is it fast enough so we can fly away?
Still gotta make a decision
Leave tonight or live and die this way

あなたには速い車がある
私たちがここから飛び去って行けるくらいには速いのかな
やっぱり決断しよう
今夜ここを去るか、こんな生活のまま生きて死ぬか

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[Chorus]
So I remember when we were driving, driving in your car
Speed so fast, I felt like I was drunk
City lights lay out before us and your arm felt nice wrapped around my shoulder
And I, I, had a feeling that I belonged
I, I, had a feeling I could be someone, be someone, be someone

よくドライブしていたのを覚えてる、あなたの車でドライブしてた
あまりにも早すぎて酔ったみたいな気分だった
街の明かりが目の前に広がり、あなたの腕がわたしの肩を心地よく包んだ
そして私は、私はここが自分の居場所だと思えたの
今までの自分とは違う誰か別の人間に、違う人になれるような気がしたの

 

[Verse 4]
You got a fast car
We go cruising and entertain ourselves
You still ain’t got a job
So I work in the market as a checkout girl
I know things will get better
You’ll find work and I’ll get promoted
And we’ll move out of the shelter
Buy a bigger house, live in the suburbs

あなたは速い車を持ってる
私たちは車を流して楽しむ
あなたにはまだ仕事がないけど
私は市場でレジ係で働いてる
この先もっと良くなるのは分かってる
あなたはちゃんと仕事を見つけるし、私は昇進する
そしてこの仮住まいから出て
もっと大きな家を買って郊外に住むの

 

[Chorus]
Said I remember when we were driving, driving in your car
Speed so fast, I felt like I was drunk
City lights lay out before us and your arm felt nice wrapped around my shoulder
And I, I, had a feeling that I belonged
I, I, had a feeling I could be someone, be someone, be someone

よくドライブしていたのを覚えてる、あなたの車でドライブしてた
あまりにも早すぎて酔ったみたいな気分だった
街の明かりが目の前に広がり、あなたの腕がわたしの肩を心地よく包んだ
そして私は、私はここが自分の居場所だと思えたの
今までの自分とは違う誰か別の人間に、違う人になれるような気がしたの

 

[Verse 5]
You got a fast car
I got a job that pays all our bills
You stay out drinking late at the bar
See more of your friends than you do your kids
I’d always hoped for better
Thought maybe together you and me would find it
I got no plans, I ain’t goin’ nowhere
Take your fast car and keep on driving

あなたは速い車を持ってる
私は請求書の支払いをできる程度の仕事をしてる
あなたはバーで遅くまで飲んで
子供より友達を見る機会の方が多くなってる
私はいつだって良くなることを望んできた
私とあなたが一緒ならきっと見つけ出せると思ってたのに
もう計画はない、私はどこへも行かないから
あなたはその速い車を流し続ければいいわ

 

[Chorus]
So I remember when we were driving, driving in your car
Speed so fast, I felt like I was drunkCity lights lay out before us and your arm felt nice wrapped around my shoulder
And I, I, had a feeling that I belonged
I, I, had a feeling I could be someone, be someone, be someone

よくドライブしていたのを覚えてる、あなたの車でドライブしてた
あまりにも早すぎて酔ったみたいな気分だった
街の明かりが目の前に広がり、あなたの腕がわたしの肩を心地よく包んだ
そして私は 私はここが自分の居場所なんだと思えたの
今までの自分とは違う誰か別の人間に、別の人間になれるような気がしたの

 

[Outro]
You got a fast car
Is it fast enough so we can fly away?
Still gotta make a decision
Leave tonight or live and die this way

あなたには速い車がある
ここから飛び去って行けるくらい速いのかな
やっぱり決めてよ
今夜ここを去るか、こんな生活のまま生きて死ぬか

 

英語詞の引用:Genius.comより

Songwriter
Tracy Chapman

 

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【★まとめ★】SayakaRadioのひと言

女性であり、黒人であること。
1988年にトレイシー・チャップマンさんが曲をリリースした時点で、女性であり黒人であることは様々な問題に繋がったと思います。
この曲でも歌われるように、貧困に陥る家庭は少なく無かったはずです。

飲んだくれの親のため学校を辞めキャリアは絶たれた。
彼氏が持つ速い車が、人生の救世主のように思えたのも無理ないです。
でも逃げて場所を変えても状況は変わらなかった。
速い車で父から逃げたけど、車の持ち主である彼氏が自分の父となんら変わらなかった。
結局貧困から抜け出せない現状。

ん〜、日本も人ごとではありませんね。

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