こんにちは、Sayakaradioです。
第92回目の投稿です。
本日は、リリース早々に偉業を達成したカントリーソング、
Beyoncé の “TEXAS HOLD ’EM” をご紹介します。
まだ聴いたことがない方は、下記のYouTubeリンクから再生しながら読み進めてみてください↓
【★プチ解説★】調べてみた!”TEXAS HOLD ’EM” はどんな曲?
“TEXAS HOLD ’EM”は、アメリカのシンガーソングライターBeyoncé(ビヨンセ)さんの楽曲。
2024年2月11日にリリースされました。
8枚目のスタジオアルバム “Act Ⅱ” に収録されています。
カントリーとポップの要素を組み合わせた活気に満ちたエネルギッシュな”TEXAS HOLD ’EM”。
“TEXAS HOLD ’EM”とは、カードゲーム(トランプ)でカジノで主流のポーカーの一種です。
この曲はビルボードHOT100で初登場2位、2週目に1位を獲得しました。
ビヨンセさんにとって13回目の1位で、ソロアーティストとしては9回目の1位です。
カナダ、アイルランド、ニュージーランド、イギリスなど世界中で1位を獲得して、大ヒットしています。
リリースからわずか1週間余りで“TEXAS HOLD ’EM”はビルボードのカントリーソング チャートで第1位を獲得しました。
これにより、ビヨンセさんが「カントリーソングで1位を獲得した初の黒人女性アーティスト」として歴史に名を残しました。
カントリーの歴史が動く!?今熱いカントリー
R&BとHipHopのアイコン的存在であるビヨンセさん。
あまりカントリーソングのイメージはない方がほとんどだと思いますが、彼女はテキサスヒューストンで生まれ育ったテキサス人です。
彼女は幼い頃から特に父方の祖父の影響でカントリーミュージックを聴いていたそうです。
毎年家族とともにカウボーイハットやロデオブーツなどテキサスらしい衣装を着て家畜ショーとロデオに出席するなど、南部文化に触れて育ってきた彼女。
この曲で故郷への敬意を示しています。
今までカントリーソングはなかなかシングルチャートの上位に来ることが多くなかったのですが、ここ数年はカントリーソングが大流行中。
2023年にはルーク・コムズさんのFast Carや、モーガン・ウォーレンさんのLast NightなどのがビルボードHot100上位の大ヒットしました。
現在カントリーのアーティストは白人男性が多くを占めますが、「ルーツは黒人の楽器や伝統なのに、歴史的に黒人、特に黒人女性を排除してきた」と主張する学者さんが一定数いるのも事実。
ここ最近では自分たち黒人のジャンルであるとして、カントリー音楽に敬意を払い取り組む黒人アーティストが徐々に増えています。
その点で、この曲によってビヨンセさんが「カントリーソングで1位を獲得した初の黒人女性アーティスト」になったことは歴史的な功績、偉業であると言われるのです。
あまりにも粋なリリース発表!
2024年2月に毎年恒例の大人気スポーツイベント、スーパーボウルが開催されました。
スーパーボウルは世界で最も視聴されているスポーツイベントのひとつで、企業は放映するCMに並々ならぬ気合を入れ総力を上げます。
ビヨンセさんは、通信会社ベライゾン社のCMで登場。
CMでは、強力な通信環境をアピールするベライゾン社に対して「私の影響力ならその享禄な通信環境もパンクさせられる」とビヨンセさんが対抗。
あらゆる話題づくりをするもベライゾンの強力なネット通信速度は落ちません。
するとビヨンセさんは最後に、「わかったわ、新曲を出すわ」とサプライズ発表をしたのです。
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その直後、スーパーボウルの最中に、ビヨンセさんのInstagramは新曲の詳細を発表します。
投稿されたビデオでは、カーボーイハットの男たちが砂漠で「TEXAS! HOLD ‘EM」と書かれたビヨンセさんの巨大看板を見上げていて、最後には“act ii 3.29”と新アルバムをリリースすることも発表されました。
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スーパーボウルの前週に行われたグラミー賞で、ビヨンセさんはカウボーイハットを被っていましたが、それはこの発表の伏線だったのです。
【★和訳★】 “TEXAS HOLD ’EM” -Beyoncé-
※以下はSayakaRadioの解釈による翻訳です。
翻訳機で見かける不自然な文にならないよう、意訳も織り込んでいます。
厳密に正確な訳ではないことをご理解お願いします。
(なるべく脚色しないよう心がけます)
[Chorus]
This ain’t Texas (Woo)
Ain’t no hold ‘em (Hey)
So lay your cards down, down, down, down
So park your Lexus (Woo)
And throw your keys up (Hey)
Stick around, ‘round, ‘round, ‘round, ‘round (Stick around)
And I’ll be damned if I can’t slow-dance with you
Come pour some sugar on me, honey too
It’s a real-life boogie and a real-life hoedown
Don’t be a bitch, come take it to the floor now, woo, ha (Woo)
そんなのテキサス流じゃない
ポーカーなんかしてないで
カードを置いてよ
レクサスはその辺に停めて
鍵は投げ捨てて
ここに居ましょう(立ち去らないで)
もしあなたとスローダンスが踊れないなら、それっとほんと最悪ね
私にシュガーをかけて、ハチミツも
このリズムとステップこそが現実なの
気難しくしてないで、フロアに繰り出しましょうよ
[Verse 1]
There’s a tornado (There’s a tornado)
In my city (In my city)
Hit the basement (Hit the basement)
That shit ain’t pretty (That shit ain’t pretty)
Rugged whiskey (Rugged whiskey)
‘Cause we survivin’ (‘Cause we survivin’)
Off red-cup kisses, sweet redemption, passin’ time, yeah
よく竜巻が起きる
私のテキサスでは
地下室までやられてる
良い状況じゃないわね
でもウィスキーを飲むの
だって私たち生きぬいてるじゃない
赤いカップのキスで、甘く救われていくわ、時間の経過と共に
[Pre-Chorus]
Ooh, one step to the right
We headed to the dive bar we always thought was nice
Ooh, run me to the left
Then spin me in the middle, boy, I can’t read your mind
Ooh 右に一歩踏み出して
私たち素敵なバーへと向かったわ
Ooh そして今度は私を左へ向かわせた
と思ったら次は私を真ん中で回すなんて、ボーイ、あなたは読めないわね
[Chorus]
This ain’t Texas (Woo)
Ain’t no hold ‘em (Hey)
So lay your cards down, down, down, down
So park your Lexus (Woo)
And throw your keys up (Hey)
And stick around, ‘round, ‘round, ‘round, ‘round (Stick around)
And I’ll be damned if I can’t slow-dance with you
Come pour some sugar on me, honey too
It’s a real-life boogie and a real-life hoedown
Don’t be a bitch, come take it to the floor now, woo
And I’ll be damned if I cannot dance with you
Come pour some liquor on me, honey too
It’s a real-life boogie and a real-life hoedown
Don’t be a bitch, come take it to the floor now, woo
そんなのテキサス流じゃない
ポーカーなんかしてないで
カードを置いてよ
レクサスはその辺に停めて
鍵は投げ捨てて
ここに居ましょう(立ち去らないで)
もしあなたとスローダンスが踊れないなら、それっとほんと最悪ね
私にシュガーをかけて、ハチミツも
このリズムとステップこそが現実なの
気難しくしてないで、フロアに繰り出しましょうよ
もしあなたとスローダンスが踊れないなら、ほんと最悪よ
私にお酒を浴びせて、ハチミツもね
このリズムとステップこそが現実なの
気難しくしてないで、フロアに繰り出しましょうよ
[Post-Chorus]
Woo-hoo
Woo-hoo
Woo-hoo
[Verse 2]
There’s a heatwave (There’s a heatwave)
Comin’ at us (Comin’ at us)
Too hot to think straight (Too hot to think straight)
Too cold to panic (Cold to panic)
All of the problems
Just feel dramatic (Just feel dramatic)
And now we’re runnin’ to the first bar that we find, yeah
熱波がくる
私たちに向かって
まともじゃいられないくらい暑い
でもパニックになるほどのことじゃない
すべての厄介ごとが
ドラマティックに感じられる
そして今、私たちは最初に見つけたバーに走っていくわ
[Pre-Chorus]
Ooh, one step to the right
We headed to the dive bar we always thought was nice
Ooh, you run to the left
Just work me in the middle boy, I can’t read your mind
Ooh 右に一歩踏み出して
私たち素敵なバーへと向かったわ
Ooh そして今度は私を左へ向かわせた
と思ったら次は私を真ん中で回すなんて、ボーイ、あなたは読めないわね
[Chorus]
This ain’t Texas (Woo)
Ain’t no hold ‘em (Hey)
So lay your cards down, down, down, down, oh
So park your Lexus (Hey)
And throw your keys up (Hey)
And stick around,’ round, ‘round, ‘round, ‘round (Stick around)
And I’ll be damned if I cannot dance with you
Come pour some sugar on me, honey too
It’s a real-life boogie and a real-life hoedown
Don’t be a bitch, come take it to the floor now (Woo)
And I’ll be damned if I cannot dance with you
Come pour some liquor on me, honey too
It’s a real-life boogie and a real-life hoedown
Don’t be a—, come take it to the floor now, ooh
そんなのテキサス流じゃない
ポーカーなんかしてないで
カードを置いてよ
レクサスはその辺に停めて
鍵は投げ捨てて
ここに居ましょう(立ち去らないで)
もしあなたとスローダンスが踊れないなら、それっとほんと最悪ね
私にシュガーをかけて、ハチミツも
このリズムとステップこそが現実なの
気難しくしてないで、フロアに繰り出しましょうよ
もしあなたとスローダンスが踊れないなら、ほんと最悪よ
私にお酒を浴びせて、ハチミツもね
このリズムとステップこそが現実なの
気難しくしてないで、フロアに繰り出しましょうよ
[Outro]
Take it to the floor now, ooh
Hoops, spurs, boots
To the floor now, ooh
Tuck, back, oops (Ooh, ooh, ooh)
Shoot
Come take it to the floor now, ooh
And I’ll be damned if I cannot dance with you
Baby, pour that sugar and liquor on me, too
Furs, spurs, boots
Solargenic, photogenic, shoot
フロアに連れて行ってよ
あらゆるステップを踏みましょう
フロアに連れて行ってよ
胸に引き寄せて、後ろにジャンプして、戻っておっとっと
そう、この調子で踊るのよ
さあフロアに連れて行って
もしあなたとスローダンスが踊れなかったら、ほんと最悪だわ
私にシュガーをかけて、ハチミツもね
毛皮に馬具にブーツ
太陽光みたいに輝いて、さあ映えるポーズをキメるわよ
Lyricists
Beyoncé Knowles, Elizabeth Boland, Megan Bülow, Nathan Ferraro
【★まとめ★】SayakaRadioのひと言
ビヨンセさんはグラミー賞最多受賞している歌手ですが、年間最優秀アルバム賞を受賞していません。
2024年のグラミー賞では彼女の夫であるJay.Zさんも「それはおかしい」と訴えかけています。
Texas Hold ‘Emが収録されるアルバム”ActⅡ”は、おそらく年間最優秀アルバム賞を狙える内容に仕上がっているのではないでしょうか。
なんといっても、歴史的快挙を成し遂げた楽曲が含まれていますからね。
次こそ年間最優秀アルバム賞受賞なるか、期待です!